先日MacBook Airのバッテリー残量を確認していたところ、バッテリーの充電が行われておらず「保留中」となっている事に気がつきました。
Appleの公式サイトによると、macOS Big Sur以降のmacOSには、バッテリーの劣化を防ぐための「バッテリーの最適化」機能が搭載されていて、この機能によって充電が保留(一時停止)されていた模様。
macOS Big Sur 以降では、「バッテリー充電の最適化」という機能がバッテリーの寿命を延ばし、Mac がフル充電されたままの時間を短く抑えてくれます。この機能を有効にすると、所定の条件下で、Mac は 80 パーセントまで充電したら、その後の充電を遅らせます。Mac は普段の充電パターンを学習し、電源から外した時点でフル充電されている状態を目指します。
今回はこの状態から完全に充電する方法や、設定を変更する方法を説明したいと思います。
100%まで充電したい場合
保留中から100%まで充電したい場合、バッテリーアイコンをクリックします。
▲「保留中」となっている場合「今すぐフル充電」メニューが表示されているはずです。クリックすると充電が始まります。
▲バッテリーアイコンが電源プラグから充電中に変わり、充電が始まります。「今すぐフル充電」メニューは無くなっています。
バッテリー充電の最適化を無効にする
推奨されませんが、バッテリー充電の最適化を無効にする事もできます。
▲macOS Venturaの場合、「システム設定 > バッテリー > バッテリーの状態」の横にある「i」アイコンをタップします。「バッテリー充電の最適化」のトグルボタンをオフにします。明日までオフにするか、無効にするかを選べます。
バッテリー充電の最適化がオフの間は、バッテリーが100%まで充電されるようになります。外出する予定がある場合など、一時的にオフにすると良いかもしれません。
まとめ
最近のMacBook Air/Pro(Appleシリコン/T2セキュリティチップ搭載モデル)では、バッテリーの最適化機能がデフォルトでオンになっており、バッテリーの充電が80%で止まることがあります。別にハードウェアが壊れているわけではなく、バッテリーの寿命を延ばすための正常な動作です。
