先日、OpenCore Legacy Patcherを使って古いMacに最新macOSをインストールする方法を説明しましたが、古いMacを活用する方法はこれだけではありません。
今回はmacOSを完全に捨てて、人気のLinuxディストリビューション「Ubuntu Desktop」をインストールして使用する方法を説明します。
今回使用した環境は以下の通りです。
- Mac mini(Mid 2011): 2.5GHzデュアルコアIntel Core i5、メモリ16GB、ストレージ256GBSSD(メモリ・SSDはDIYで交換)
- Ubuntu 24.04.1 LTS
- 有線でインターネット接続(Wi-Fi設定が上手くいかない可能性があるため)
以下具体的な方法です。
UbuntuのインストールUSBを作成
Mac miniにUbuntuをインストールする場合、インストール用のUSBメディアを作成するのが簡単です。
Ubuntuの公式サイトからUbuntu Desktop 24.04.1 LTSのISOファイルをダウンロードします。
ISOファイルからUSBインストールメディアを作成するために、Etcherと呼ばれるツールを使用します。Windows、macOS、Linux版が存在しますので、好みのデバイスで実行します。
▲ダウンロードしたISOファイルとUSBメディア(今回は8GBのものを使用しました)を指定し、「Flash!」ボタンをクリックすると書き込みが始まります。
▲「Flash Completed!」と表示されたら完了です。
Ubuntuのインストール
USBインストールメディアをMac miniに接続し、Optionキーを押しながら起動、「EFI Boot」を選択します。
▲黒い画面が表示されたら「Try or Install Ubuntu」を選択します。
▲後は画面の指示に従ってインストールしていきます。
インストールが完了すればUbuntuのデスクトップ画面が表示されるはずです。
まとめ
古いMacに最新のUbuntu Desktopをインストールする方法を説明しました。インストールするだけならば、macOSのインストールの手間とそれほど変わらないと思います。
ただし、Ubuntu Desktop特有の問題はいろいろと存在し、そのままでは困ってしまう点もあります。これについては次回の記事で説明したいと思います。