Appleは6月3日から開催されるWWDC 2019で、スタンドアロンの6Kディスプレイとともに、次世代のモジュラー型「Mac Pro」を発表するのではないかと見られています。今回この新型Mac Proのもとのされるスライド画像がImgurに投稿されていることがわかりました(AppleInsider)。
2018年11月7日に更新されたスライド画像のタイトルは「Mac Pro 7.1」で、筐体のサイズは、7.7 x 11.55 x 11.55インチ(19.5 x 29.3 x 29.3cm)となっています。
ただし仕様に関する記述は疑問点が多く、スライド自体の正当性が疑われている模様。例えば以下の点がおかしいと指摘されています。
- Apple T2セキュリティチップ、Apple X2 Accelerator、DDR5 SO-DIMMメモリ、Intel Xeon W Cascade Lake-Xプロセッサを搭載しているとされるが、商用のDDR5リリースがまだ行われていない。
- 特にSO-DIMMフォーマットのDDR5に関する正式な発表はまだ行われておらず、ECCに関する詳細も欠如している。
- 筐体のサイズが3つのデュアル幅PCIe 4スロットに向いていない。
このためAppleがリーク元を突き止めるため意図的にスライドに誤情報を混ぜた可能性や、画像を作成した人物が古いスペックに基づいて情報をまとめた可能性があると指摘されています。なおそのほかの仕様として、未発表のThunderbolt 4規格、2つのHDMI 2.1ポート、10ギガビットイーサネット、Bluetooth 5.1をサポートする8つのThunderbolt 3ポートなどといった情報が含まれています。
これまでの情報では、Appleは2019年の後半にモジュール化された新型のMac Proを発売すると見込まれています。今回公開されたスライド画像が本物かどうかは分かりませんが、プロユーザー待望の新型Mac Proの登場が近づいていることは確かです。