[via Casey Neistat]
先日より、Appleが12インチMacBookや、13/15インチMacBook Proに採用しているバタフライキーボードが、ホコリ等によって故障が発生しやすいことが大きな問題となっていますが、今回この問題がついにApple社に対する集団訴訟にまで発展したことがわかりました(AppleInsider)。
Apple社がMacBookの発売前からバタフライキーボードの信頼性に関する問題を知っていながら、販売を開始したことが問題だと主張しています。
カリフォルニア州北部地方裁判所に提出されたこの訴訟は、12インチMacBookとMacBook Proの両方を対象としています。数千人のユーザーが最終的にデバイスが使えなくなってしまうバタフライキーボードの問題で苦しんでいるとした上で、ごくわずかなホコリが入り込んだだけでキーボードは故障し、MacBookの主要な機能が壊れてしまい、通常の目的で使用できなくなると訴えています。
Apple’s butterfly keyboard and MacBook are produced and assembled in such a way that when minimal amounts of dust or debris accumulate under or around a key, keystrokes fail to register. The keyboard defect compromises the MacBook’s core functionality.
AppleのバタフライキーボードとMacBookは、ごくわずかなホコリやゴミがキーの下に入り込んだだけで、キーストロークが登録できないように組み立てられている。キーボードの欠陥によってMacBookのコア機能が損なわれる。
As a result of the defect, consumers who purchased a MacBook face a constant threat of non-responsive keys and accompanying keyboard failure. When one or more of the keys on the keyboard fail, the MacBook can no longer serve its core function: typing. Thus, when this defect manifests in the MacBook, the computer becomes inoperable and unsuitable for its ordinary and intended use.
この欠陥の結果MacBookを購入した消費者は、無応答のキーとキーボードの故障を伴う、絶え間ない脅威に直面している。キーボード上の1つ以上のキーに障害が発生すると、MacBookはその重要な機能を果たせなくなる。この欠陥がMacBookに現れた場合、コンピュータは正常に機能しなくなり、意図された用途には適さなくなってしまう。
訴訟ではAppleはMacBookの発売前にその欠陥を知っていたこと、および12インチMacBookの問題を知りながら、同様のバタフライキーボードを搭載したMacBook Proをプレミアム価格で販売していること、さらにバタフライキーボードが、従来のシザー構造のキーボードに比べ4倍の安定性を提供するとしたマーケティングを問題視しています。
原告はAppleがキーボードの欠陥を明らかにし、ノートパソコン購入費用の払い戻しや、欠陥のあるキーボード
ユニットを交換するための損害賠償、法的手数料などを求めています。