Appleが先日販売を開始したMacBook Pro 2018では、第8世代のIntel Coreプロセッサや、最大32GBのメモリなど、内部的なスペックアップが注目を集めています。
今回この新型の13インチMacBook Pro 2018をいち早く入手したLaptop Magがベンチマークを計測し、同クラスのWindows PCとの比較結果を公開しています(MacRumors)。
SSDやCPU、GPUなどの比較が行われているのですが、そのなかで、最も興味深いのはSSDのファイルコピーのテスト結果がWindowsマシンに対して圧勝していることかもしれません。
Appleによると新型MacBook ProのSSDは、最大3.2GB/sのシーケンシャルリード、最大2.2GB/sのシーケンシャルライト速度を誇る超高速SSDとのことですが、実際のベンチマークテストでも、2,519MB/Sという結果をたたきだし他のマシンを圧倒しています。なおBlackMagic Disk Speed testでも2,682 MB/sと同程度の結果が計測できているようです。
あまりの高速さにLaptop Magは以下のようなコメントを掲載しています。
I had to do a double take when I saw how quickly the new 13-inch MacBook Pro duplicated 4.9GB worth of data. It took 2 seconds, which comes out to a rate of 2,519 megabytes per second. That's insane.
新型の13インチMacBook Proが4.9GB相当のデータをとてもはやくコピーしたので結果を見直したほどだった。2秒ほどかかり毎秒2,519メガバイトの速度という計算。すごいです。
So we also ran the BlackMagic Disk Speed test for macOS, and the system returned an average write speed of 2,682 MBps.
BlackMagic Disk Speed testも実行し平均の書き込み速度は2,682 MBps。
To be fair, Apple’s relatively new APFS file system is designed to speed up file file copies using a technology Apple calls Instant Cloning. But a win is a win.
公正であるためにいうと、Appleの新しいAPFSファイルシステムは、AppleがInstant Cloningと呼ぶ技術を使って、ファイルのコピーを高速化するように設計されています。しかし、勝利は勝利です。
なおベンチマークは、より容量の大きなSSDでさらに向上する可能性はあるとのこと。
その他Geekbench 4の結果やGPUの比較結果も公開されています。興味のある方は上記リンクからご確認ください。