2013年あるいは2014年に発売されたMacBook ProにmacOS Big Surをインストールしようとすると、マシンの反応がなくなり、文鎮化するという不具合が報告されています。
当初はどのような操作を行ってもリカバリすることができない深刻な不具合だと思われていた中、Appleがこの問題に対処するためサポートドキュメントを19日(現地時間)付けで公開したことがわかりました(MacRumors)。
同ドキュメントによると、不具合は MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)またはMacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)にmacOS Big Surをインストールしようとすると、インストーラーが「このコンピュータにアップデートをインストールできません」と表示したり、何も表示されない画面や、線の入った円が表示されてMacが起動しなくなることがあるというものです。
この場合、以下のステップで問題が解決する可能性があると説明されています。
- Macの電源ボタンを10秒以上長押ししてから離す。Macがオンになっている場合は電源がオフになる。
- ディスプレイやUSBアクセサリを含むすべての外部デバイスをMacから外し、SDXCカードスロットに挿入されているカードを取り外す。その後Macの電源を入れる。
- 問題が解決しない場合は、取り外し不可能なバッテリを搭載したノートブックコンピュータの場合に説明されている方法でSMCをリセットする(Shift+Control+Optionと電源を10秒間長押しし、その後指を離して普通に電源を入れる)
- 問題が解決しない場合は、NVRAMまたはPRAMをリセットする(電源を入れすぐにOption+Command+P+Rを20秒間長押し)。
- これらの解決策がどれもうまくいかない場合は、Appleサポートに連絡する。
あらたな情報が入り次第ドキュメントは更新されるとのことです。