Google DriveがmacOSによって作成された「.DS_Store」ファイルを、著作権侵害ポリシーに違反したものとして認識する問題が発生していることがわかりました(Reddit、BleepingComputer)。
.DS_Storeはアイコンの位置や背景画像などのフォルダのカスタム属性を保存するために、macOSが自動的に作成するファイルです。通常macOSのユーザーからは見えないように設定されていますが、クラウドストレージへフォルダをアップロードしたり、Windowsにフォルダを転送するとこのファイルが表示されることがあります。
今回の問題は、.DS_Storeファイルと、既知の著作権で保護されたコンテンツのハッシュが一致し、違反通知が表示された可能性があると考えられています。
Google Driveの誤認識問題はこれが初めてではなく、1月には、0, 1, 173, 174, 186などの短い数字を含むファイルが著作権侵害としてフラグがたてられる問題が報告されていました。
Googleの広報担当者は1月の問題に対処し、再発を防止するための措置を講じたと説明していました。ただし、特定の極端な状況で発生する問題には対応中だともしており、今回の問題もそのような場合に含まれるのかもしれません。