【悲報】macOS Sierra 10.12.2でPDF問題がさらに悪化

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AppleがmacOS SierraでPDFの取り扱い方法を変更したことにより、プレビューアプリでPDFを編集した際、さまざまな問題が発生していると伝えられています(MacRumors)。

記事によると当初Sierraで富士通のScanSnap用のソフトウェアが動かないとされていた問題は、AppleのPDFKitフレームワークのバグが原因で、10.12.1で一端修正されたものの、10.12.2で再度導入され(あるいは他の問題が発見され)、さらに悪化しているとのこと。

プレビューアプリでPDFの編集機能を使用した際、深刻な問題が発生するとされています。

10.12.2 fixes a few bugs but kills the OCR text layer in PDFs. We worked around the earlier bugs in DEVONthink 2.9.8 and will address 10.12.2’s new problems in the upcoming 2.9.9. But yes, as soon as you edit a PDF in Preview the text layer is gone. Our customers are delighted.

TidBITSによると例えば、PDFに追加したOCRの認識結果が、プレビューアプリを使ってPDFを編集した後に消えてしまう問題などが発生している模様です。

DEVONthinkの開発者であるChristian Grunenberg氏は、AppleがmacOS Sierraで、iOSとmacOSで共通の基盤を利用するためにPDFKitを書き直しており、その作業が完全に完成していないことがさまざまな問題を引き起こしていると指摘しています。

Apple純正のPDFKitを利用していないアプリは、この不具合の影響を受けないようですが、どのアプリがPDFKitを利用しているかをユーザーが調査するのは簡単ではありません。macOS Sierraでプレビューアプリを使用してPDFを編集する場合、オリジナルをコピーして保存しておくなどの対策を取るのが良さそうです。

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