maglevとは磁気浮上(magnetic levitation)のこと。鉄道マニアならおなじみの、リニアモーターカーなどでも利用されている技術ですが、この磁力を使ってキーボードを薄型化する技術が、Computex 2014で披露されて注目されています(CNET、Geek.com、Neowin)。
Maglev Keyboardでは、従来のキーボードが使っている、パンタグラフ、メンブラン、メカニカルなどといった機構のかわりに、磁石を使ってキートップを浮かせて薄型化を実現しています。電子的に抵抗を変更することで「クリック感」を調節することもできるそうなので、薄すぎて使いづらい(押したかどうかわからない)といった問題も解決できるのかもしれません。
ノートPCで使うと磁力がHDDに悪影響を及ぼさないか気になるところですが、最近のノートPCはSSDが主流なので大きな問題にはならないだろうとも分析されています。
超薄型キーボードはノートPCだけでなく、タブレットなどでも需要がありそうなので、今後も要注目の技術だと思います。