Metaの新型VRヘッドセット「Meta Quest 3」を(128GB)購入しました。
Meta Quest 3は、Meta Quest 2の倍以上のグラフィック処理能力を持ち、4Kを超える解像度(Quest 2に比べて30%近く向上)や、クリアな音質、 Quest 2と比べて40%以上アップした音量などを実現しています。
重さは変わらないものの、本体部分が小型化していて、コントローラーも軽量化しています。カメラの強化によりカラーパススルーを実現しているため、VR機能はもとより、MR機能の充実が期待できます。
価格が74,800円とかなり高価なのがネックですが、これは最近の為替相場(円安傾向)を反映したものであるため、致し方ないところかもしれません。
Meta Quest 3開封
まずはMeta Quest 3の開封の様子から。
▲Meta Quest 3の外箱です。かなり小さく必要最小限な印象です。
▲箱を開けたところ。コントローラー(左右)と本体が確認できます。
▲充電器とケーブルも同梱されています。
▲本体を取り出してみたところ。レンズはフィルムで保護されています。本体の厚みはかなり薄いです。
使い始めるためには電源を入れ、スマホアプリと同期しつつセットアップを行います。カラーパススルーで室内の背景の中にUIが浮かび上がり、セットアップするだけでも、かなり気分が盛り上がります。
Meta Quest 3気になるところ
基本的な機能は不満はないのですが、何点か気になるところがありました。
眼鏡の問題
Quest 3は視力の調整まではしてくれません。眼鏡ユーザーは眼鏡をつけたまま使用する必要があるのですが、その場合は接顔部の部品を引き出す必要があります。この方法が少し分かりづらかったです。
▲この部分をひっぱると接顔部が引き出されて眼鏡のスペースが生まれます。
▲段階的な調整が可能ですが、限界までひっぱってみました。
この状態にしても眼鏡のまま装着するとツルがあたったり、鼻の圧迫があったり結構気になります。我慢できない場合、度付きレンズや、コンタクトレンズなどの代替手段を使うしかなさそうです。
公式サイトでは「Meta Quest 3用Zenni® VR度付きレンズ」というのが紹介されており、日本から購入する場合は1万円ほど必要です。
ストラップがずれる
Quest 3の標準ストラップはQuest 2とほとんど同じもののようです(形状は少しことなりますが)。
▲眼鏡のせいもあるのかもしれませんが、Quest 3が使用中にズレてしまうのが気になります。ズレを防ぐために強く締めると、今度は圧迫感が気になります。
別途Eleteストラップという高級ストラップを購入すれば良いのかもしれませんが、こちらも1万円ほど必要です。
結構熱を持つしバッテリーも減る。
これは体感ですが、使用中にヘッドセットが結構熱くなるのが気がします。バッテリーの減りもおもったより早く、Appleシリコン搭載デバイスのような省電力デバイスではなさそうです。
まとめ: Quest 2よりは確実に進化している
ストラップがあまりよくなっていないのは残念ですが、Quest 3はQuest 2より確実に進化していると思います。画質の向上や処理速度の向上など基本部分がパワーアップしているのに加え、カラーパススルーでまったく新しい体験ができるのも面白いです。