MetaがVRヘッドセット「Meta Quest 2」の後継モデル「Meta Quest 3」を今年後半に発売する予定であることがThe Vergeの取材により明らかになりました。
Quest 3は現行モデルよりも2倍薄く、少なくとも2倍の性能を持ち、400ドルのQuest 2より若干価格が高くなるとのこと。「Quest Pro」と同様に現実世界の映像を取り込む前面カメラにより、複合現実体験が実現可能になるとされています。
社内コードネームで「Stinson」と呼ばれているQuest 3の主な課題は、Quest 2より少し高く設定されている価格を人々に納得してもらう事にあり、価格に見合う新機能を導入することが重要視されています。
新機能の中では、特に複合現実が大きなセールスポイントになると考えられていて、デバイスを装着したまま現実世界をナビゲートするための新しい「スマートガーディアン」が搭載される予定です。
Quest 3用に出荷されるアプリやゲームは、アップデートされたハードウェアを活用するものを含め41種類存在し、2024年にはコードネーム「Ventura」と呼ばれる、より「利用しやすい」ヘッドセットを出荷する予定もあるようです。このヘッドセットの目標は非常にシンプルで、VRコンシューマ市場で最も魅力的な価格帯で、できる限りのパンチを加えることだと説明されています。