Microsoft、アジア向けMicorosft 365サブスクリプションの価格を45%値上げ

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Microsoftがアジア太平洋6ヶ国でMicrosoft 365サブスクリプションの価格を大幅に値上げする決定を行ったことがわかりました(The Register)。

値上げに関する情報は、サブスクリプション加入者向けの電子メールで通達されており、Microsoftは「顧客がMicrosoftのアプリのパワフルなAI機能をいち早く利用できるようにする」ために値上げが必要だと説明しています。

例えばオーストラリアでは、Microsoft 365のPersonalが109.00豪ドルから159豪ドルへ(約46%の値上げ)、Familiyが139.00豪ドルから179豪ドルへと大幅に値上げされています。オーストラリアの他にも、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、台湾、タイで値上げが行われているとのことです。

Microsoftの広報担当は次のように説明しています。

These price changes reflect the extensive subscription benefits that Microsoft has added over the past 12 years including advanced security with Microsoft Defender, creative tools like Clipchamp, and countless enhancements to Word, Excel, PowerPoint, OneNote, and Outlook, in addition to new features such as Microsoft Copilot and Microsoft Designer.

これらの価格改定は、Microsoft Defenderによる高度なセキュリティ、Clipchampのようなクリエイティブツール、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookの数え切れないほどの機能強化に加え、Microsoft CopilotやMicrosoft Designerのような新機能など、マイクロソフトが過去12年間に追加してきた幅広いサブスクリプション特典を反映したものです。

世界的なサービスを展開している企業が、顧客の反応をテストするために、一部の国や製品で価格を変更するのは良く使われる戦術ですが、特に、オーストラリアでは生活費の上昇が大きな問題となっており、ユーザーの多くはこの変更に不満を示しています。

なお契約者は、Copilotを含まないM365の廉価版を選択できるそうですが、この廉価版プランは、サブスクリプションをキャンセルしようとしたときにしか表示されず見つけるのが難しい状態のようです。

Microsoftは2025年だけで800億ドルのデータセンター予算を確保しており、ユーザーにAI費用の負担が回ってきた形となっています。

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