MicrosoftがAppGetの論争に対処

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Microsoftが先日公開したWindows 10用のパッケージマネージャー「Windows Package Manager(WinGet)」に関し、論争が巻き起こっています。

同種のツール「AppGet」を作成していたKeivan Beigi氏が、昨年12月にMicrosoftのAndrew Clinick氏から連絡を受け、数回のミーティングを行って協力を要請されたものの、その後6ヶ月間連絡がなく、同じアイデアを採用したWinGetが突如発表されたという問題です。

これに対しMicrosoft側の担当者である、Andrew Clinick氏が「winget install learning」と題したブログ記事を公開し、問題の沈静化をはかっている事がわかりました(Reddit)。

同氏はMicrosoftの目標は、優れた製品をユーザーとコミュニティに提供することで、一番やりたくないことは、その過程で誰かを阻害することだととし、残念ながらKeivan氏とAppGetの事例では、この一番やりたくなかったことが発生してしまったと事情を説明しています。

AppGeが優れたGitHubベースのアプローチを採用している事を知り、昨年の夏にKeivan氏にあって、Windowsパッケージ管理に関する洞察と、パッケージ管理体験を改良したいという気持ちに感銘を受けたそうで、App Getには以下のような優れた特徴があるとリストアップしています。

  • インストール中のスクリプトなし。
  • GitHub内の豊富なマニフェスト定義。
  • すべてのタイプのWindowsアプリケーションインストーラーをサポート
  • レポジトリ無いのシームレスな更新

同氏はKeivan氏のMicrosoftへの協力に感謝するとともに、サービスコードをGitHubのWinGetリポジトリにオープンソース化し、Keivan氏などとも協力してより優れたWinGetリポジトリリストサービスを実現したいと今後の展望を述べています。

なぜ一度連絡したのにもかかわらずその後放置してしまったのかという理由は説明されていませんが、WinGetの誕生にKeivan氏とAppGetが深く影響を与えた事実は分かる内容となっています。

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