MicrosoftがLibreOffice開発者のアカウントを突然停止。問われるサポート体制と透明性

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LibreOffice開発者のマイク・カガンスキー氏がMicrosoftアカウントを一方的に停止されたことが注目を集めています(Neowin)。同氏によると、通常業務の一環として技術メーリングリストへメールを送信しようとした際、突然送信エラーが発生し、その後Microsoftアカウントへのログインが不可となったとのこと。

カガンスキー氏は、Thunderbirdを使ってメールを送信中に「送信できない」旨のエラーを受け取り、再送信を試みたところ、Microsoftアカウントが完全にブロックされていたことを発見します。

アカウントのブロックについて、Microsoftは「サービス規約違反」と説明したそうですが、メール内容には違反要素がなく、AIによる誤検知ではないかと推測されています。

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回復の試みとサポートの壁

カガンスキー氏はアカウント復旧手続きを行いますが、電話番号入力を求められたにもかかわらず「他の方法を試せ」という曖昧なエラーが表示され、進めることができませんでした。

また、サインインできない状態であるにもかかわらず「サインインしてサポートに連絡せよ」という矛盾した案内にも直面し、妻のアカウントを借りて問い合わせるも、説明は無視され、チケットは一方的に「解決済み」で閉鎖されたそうです。

Microsoft経由で弾かれたメールは、Gmailでは正常に送信できたことから、内容に問題はなく、技術的な問題か過剰なフィルタリングが原因ではないかと推測されています。

類似事例も報告

Microsoftアカウントの突然のロックは以前Redditでも報告されていて、30年分のOneDriveデータを含むアカウントがロックされ、復旧できないまま放置されている事例が共有されています。

どちらの場合も異議申し立ては成果をあげておらず、アカウントは使えないままになっているとのこと。これらの事例は、クラウド依存社会において「アカウントが個人のインフラ」であるという現実を突きつけているといえそうです。

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