Microsoftが、Windows Update経由で「Microsoft Bing Service 2.0」と名付けられた謎のアップデートの配信を行っていることが分かりました。「品質アップデート」として分類され、Windows 11およびWindows 10の両方のユーザーが対象だとされています(Neowin)。
Microsoftは「Bing Service」を次のように説明しています。
The Bing Service allows you to retrieve Bing results. Bing can return web and news results in your language, images, and videos for many countries/regions around the world.
Bingサービスは、Bingの結果を取得するためのものです。Bingは、世界中の多くの国/地域のWebやニュースの結果をあなたの言語で返すことができ、画像やビデオも返すことができます。
アップデートをダウンロードするとProgram Files(x86)の中にある、Microsoftフォルダ内に「BingSvc」フォルダが新規に作成され、このフォルダにはBGAStartMSI.msiと、BGAStartMSILauncher.exeファイルが含まれているとのこと。
Deskmodderはレジストリを調査し、bgaupdate_フォルダ内の追加のファイルを発見しています。
BDAStartMSI.exe
BGAStartMSILauncher.exe
BDAUpdatePack.exe
BSvcInstaller.msi
BSvcStartMSI.exe
BWCStartMSI.exe
BWCStartMSI.exeを実行すると、デスクトップの壁紙がBing壁紙に置き換わっていることが確認されたそうです。
Microsoftは、Bingで提供されている画像をWindowsのデスクトップ壁紙と使用できる「Windowsスポットライト」のデスクトップ版の導入を準備しており、間もなく一般公開されると見込まれています。「Microsoft Bing Service 2.0」の展開もその準備作業の一貫として行われた可能性が高そうです。