Microsoftは7月25日(現地時間)、Windows 11およびWindows 10の一部のアプリで、ビデオの再生、録画、キャプチャに失敗することがある問題が発生している事を認めました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が掲載されています。
不具合の内容は、6月末に公開されたKB5027303またはそれ以降のアップデートをインストールすると、WVC1コーデック(VC-1)を使用している場合、一部のアプリケーションでビデオの再生、録画、キャプチャに失敗することがあるというもの。特定のカメラやウェブカメラがデフォルトでWVC1コーデックを使用している場合、動作しないこともあるそうです。
Microsoftはこの問題を、KIR(Known Issue Rollback)を使用して解決しています。コンシューマーデバイスおよび非管理対象ビジネスデバイスに問題が自動的に反映されるまで、最大24時間かかる場合があり、Windowsデバイスを再起動すると、解決策がより早くデバイスに適用される可能性があります。
企業管理デバイスの場合は、特別なグループ ポリシーをインストールして設定することで解決できます。特別なグループポリシーは、「コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > グループポリシー」に存在します。
この不具合が影響する環境は以下の通りです。
- Client: Windows 11, version 22H2; Windows 10, version 22H2; Windows 11, version 21H2
- Server: None
不具合の詳細やグループポリシーの適用方法などはこちらで確認可能です。