セキュリティ・ソリューションを提供するCrowdStrike社のエージェント「CrowdStrike Falcon」の欠陥アップデートにより、世界中で多数のWindows PCがダウンし、銀行やテレビ局、航空会社、その他企業の業務が停止するという大問題が発生しました。
徐々に対策が行われつつあるなか、MicrosoftもCrowdStrikeと協力して、影響を受けたシステムの復旧に全力を尽くしているようです。
エラーコード0x50または0x7Eのブルースクリーンから回復する方法について詳細な手順を記した、ステップバイステップ形式のガイドが公開されています(Neowin)。
「KB5042421: CrowdStrike issue impacting Windows endpoints causing an 0x50 or 0x7E error message on a blue screen」と題した文書で、Microsoftはこの問題を次のように説明しています。
Microsoft has identified an issue impacting Windows endpoints that are running the CrowdStrike Falcon agent. These endpoints might encounter error messages 0x50 or 0x7E on a blue screen and experience a continual restarting state.
We have received reports of successful recovery from some customers attempting multiple restart operations on affected Windows endpoints.
We are working with CrowdStrike to provide the most up-to-date information available on this issue. Please check back for updates on this ongoing issue.
Microsoftは、CrowdStrike Falconエージェントを実行している Windows エンドポイントに影響を与える問題を確認しました。これらのエンドポイントでは、ブルースクリーンでエラーメッセージ0x50または0x7Eが表示され、再起動状態が継続する可能性があります。
影響を受けた Windows エンドポイントに対して複数の再起動操作を試みたところ、一部のお客様から復旧に成功したという報告を受けています。
弊社はCrowdStrike社と協力して、この問題に関する最新の情報を提供しています。現在進行中のこの問題に関する最新情報をご確認ください。
KB5042421のサポートページには、Windows 10および11で発生した今回の問題を、さまざまな方法で修正する手順が詳しく説明されています。障害によってクラッシュしたシステムは、ブルースクリーンオブデスまたはWindows回復に移行しますが、Microsoftは両方のシナリオに対応するガイドを準備しています。
Windowsヘルスダッシュボードによると、Microsoftはさらなるアップデートや関連情報を随時提供するとのことです。