Microsoftが古いバージョンのmacOSで、OneDrive同期クライアントアプリの使用を非推奨とすることを発表しました(MSPoweruser)。
具体的には2016年に公開されたmacOS Sierra 10.12、および2017年に公開されたmacOS High Sierra 10.13のサポートが廃止となり、これらのmacOS上ではアプリのインストールがブロックされるようになるとのことです。
Microsoftは古いバージョンのmacOSのサポートを取りやめることで、新しい技術や、サポート期間中のOSにリソースを集中させることができるとしています。今後はmacOSの最新の3つのバージョンのみをサポートする計画です。
サポートされていないOSにインストールされている既存のOneDrive同期クライアントのアップデートは停止され、インストール済みのクライアントは引き続き動作するものの、テストは行われなくなります。このためサポート対象外のOSでOneDrive同期クライアントを引き続き使用することは推奨されていません。
2021年9月以降の予定は以下の通りです。
- サポートされていないOSにインストールされている既存のOneDrive同期クライアントの更新が停止する。クライアントは引き続き実行できるが、機能はテストされなくなる。サポートされていないOSで実行し続けることは推奨されない。
- サポートされていないOSでの新規インストールはブロックされる。
- サポート対象外のOSで発見されたバグや問題は、調査や修正が行われなくなる。
Microsoftは影響を受けるmacOSユーザーに対し、OSを少なくともmacOS Mojave 10.14以上、理想をいえばmacOS Big Sur 11.0以上にアップグレードすることを推奨しています。