Microsoftは2022年1月にChromiumをベースとしたMicrosoft Edgeを正式に公開しましたが、この新しいEdgeを含め現在のChromiumベースのブラウザには、Windows 10のオーディオ設定と緊密に連携できないという制限が残されています。
例えばボリュームミキサーを使用して、直接タブの音量を変更したり、Microsoft EdgeやGoogleのChrome経由でインストールされたPWAアプリの音量を変更することはできないのです。
今回この問題を解決するため、MicrosoftがChromiumの改善に取り組んでいることが、ChromiumやMicrosoftのフォーラムに投稿された情報から判明しました。
MicrosoftはWindows 10のオーディオ機能をChromiumに公開するための新機能の開発にとりくんでおり、この機能を利用して、ChromiumやEdgeのタブやウェブアプリのサウンドステータスを設定できるようになることが期待できるのです。さらにシステムメニューから音量を変更したあと、その変更を忘れてしまった場合に生じるオーディオの問題にも対処できるとされています。
ただし、作業を行っているMicrosoftの社員は、この作業が「いくつかの理由で困難を極めていて、準備が整うまでにどれくらいかかるか正確にはわからない」と説明しており、作業がいつ反映されるかは不明な状況です。