Microsoft Edgeの安定版122.0.2365.63で、Webページを読み込んだ際「not enough memory(メモリ不足)」というメッセージが表示される問題が報告されていました。
最近のEdgeに組み込まれていた拡張Web保護機能のバグが原因で、同機能を無効化することで問題が解消することが確認されていましたが、Microsoftがこの問題を認識し、問題を解決した新しい安定版のEdgeを公開したことがわかりました(Windows Latest)。
3月1日に公開された最新のEdge 122.0.2365.66のリリースノートは以下の通りです。
Version 122.0.2365.66: March 1, 2024
Fixed various bugs and performance issues.
- Resolved a network issue that prevented sites from loading within a Microsoft Defender Application Guard window.
Microsoftは「Microsoft Defender Application Guardウィンドウ内でサイトがロードされないというネットワーク上の問題を解決した」と説明しています。
Microsoft Defender Application Guard(MDAG)は、ホストOSから隔離されたHyper-V対応コンテナでサイトを開くことができるセキュリティ機能です。2016年に実装されましたが、最近非推奨化され、まもなく削除される予定となっています。
「not enough memory」の問題を解決するため、設定やレジストリを変更する回避策も存在しますが、素直に最新版に更新するほうが安全だと思われます。