Microsoft Edgeは、Google Chromeと同じChromiumをベースとしていますが、ブラウザの市場シェアではまだ大きな差をつけられています。
MicrosoftはEdgeのシェアを増やすためのさまざまな手段を実行していますが、今回はやりすぎたのかもしれません。EdgeがChromeの開いているタブやその他の情報をユーザーの許可無く読み取っているとの指摘が行われています(Neowin)。
Microsoft Edgeには、Chromeで開いているタブや履歴、お気に入りなどのデータをインポートすることができる設定が存在します。
この設定自体は問題ではないものの、設定でどのオプションを選んだとしてもChromeのデータがEdgeに読み込まれているようだとの指摘が行われているのです。The VergeのTom Warren氏は、最近のWindowsアップデートを適用した後に、Edgeが2つのデバイスのChromeタブを勝手に引き継いだと主張しています。
I installed the latest Windows 11 update (KB5034204) and it rebooted and automatically opened Microsoft Edge with all the Chrome tabs I had open before installing the update 😲 couldn't believe my eyes. Anyone else had this?
— Tom Warren (@tomwarren) January 24, 2024
「最新のWindows 11アップデート(KB5034204)をインストールしたところ、再起動し、アップデートをインストールする前に開いていたすべてのChromeタブでMicrosoft Edgeが自動的に開かれました😲自分の目を疑いました。このような現象に遭遇した方はいらっしゃいますか?」
同様の問題を経験した他のユーザーも存在しますが、発生しない場合もあり、Microsoftからはこの状況について何も発表がないため「バグ」なのか、それとも仕様なのかは不明な状況です。
Microsoft EdgeのWindows版は、「設定 > プロファイル > ブラウザデータのインポート」
から、ブラウザを起動するたびに閲覧データをインポートすることができる機能を有効にすることができます。
今回の問題はこの機能が関連していると考えられます。