Microsoftは2020年1月にChromeベースのWebブラウザ「Microsoft Edge」の最初の安定版を公開しました。リリース当初は基本的な同期機能だけしか実装されていませんでしたが、公開後も継続的な改良が続けられ、Microsoft Edge 83では拡張機能や拡張データの同期機能がサポートされています。
2021年1月になりMicrosoft Edgeの同期機能がさらに強化され、履歴と開いているタブの同期機能のロールアウトが始まったことがわかりました(gHacks、ただし手元の環境ではまだ準備中でした)。
同期機能が利用可能かどうかは以下の手順で確認できます。
- edge://settings/profiles/sync を開くか「メニュー > 設定 > プロファイル」の下にある「同期」を選択する。
- 同期が有効になっていない場合は事前に「同期を有効にする」をクリックしておくこと。
- 「履歴」と「開いているタブ」の項目が利用できるかどうかを確認する。
どちらのオプションもデフォルトで無効になっているようなので、機能を使用したい場合は、手動でトグルボタンをオンにします。
それぞれの同期機能は以下のように動作します。
- 履歴: この機能を有効にすると、同期が有効になっているすべてのデバイスで、訪問したWebページが同期される。Edgeの履歴は edge://history/all から確認可能。
- 開いているタブ: この機能を有効にすると、Microsoft Edgeで開いているすべてのタブが同期される。
これらの機能が実装されたことで、EdgeとChrome/Firefoxの間に存在した同期機能のギャップが埋まったことになります。