Microsoftは11月14日、月例更新プログラムで発生した不具合を対処するためのWindows Server向けの緊急アップデートKB5008601等公開しました(BleepingComputer)。
更新プログラムは、2021年11月9日に公開されたセキュリティ更新プログラムをインストールしたWindows Server環境で発生する、ドメインコントローラーで認証に失敗する可能性がある問題を修正します。Service for User to Self (S4U2self)から取得したKerberosチケットに関連した認証の問題が発生していたとのことです。
不具合は、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2019などに影響します。
対応する更新プログラムのリストは以下の通りです。
- Windows Server 2019: KB5008602 — DOWNLOAD
- Windows Server 2016: KB5008601 — DOWNLOAD
- Windows Server 2012 R2: KB5008603 — DOWNLOAD
- Windows Server 2012: KB5008604 — DOWNLOAD
- Windows Server 2008 R2 SP1: KB5008605 — DOWNLOAD
- Windows Server 2008 SP2: KB5008606 — DOWNLOAD
更新プログラムはWindows Updateではインストールできず、Microsoft Update Catalogを利用して手動でダウンロードする必要があります。Windows Server Update Services(WSUS)を使用する場合は、Microsoft Update Catalogに掲載されている手順に従って作業します。