Microsoftは、Windows 10/11向けのPC最適化ツール「PC Manager」をMicrosoft Storeで配布しています。
PC Managerは、アジアを拠点とするMicrosoftのエンジニアによって開発されたツールで、かつて人気を集めた「CCleaner」のように、Windowsシステムのメンテナンスに役立つさまざまな機能を提供しています。
Microsoftは以下のようにこのツールの機能を説明しています。
Microsoft PC Manager is a utility app for your PC. It offers features such as one-click boost, storage clean-up, file management, and protection of your default settings from unauthorized changes.
Microsoft PC ManagerはPC用のユーティリティアプリです。ワンクリックでブースト、ストレージのクリーンアップ、ファイル管理、デフォルト設定の不正変更からの保護などの機能を提供する。
この説明を素直に読み取れば、ユーザーにとって便利な機能だけを提供しているように思えますが、中にはおせっかな機能も含まれているようです。
例えばMicrosoft Edgeのデフォルト検索エンジンをBingから変更したり、スタートページを変更した場合、修復のヒントに以下のようなメッセージが表示されるとRedditのユーザーが報告しています。
次の規定の設定が変更されました。
1項目を復元することをおすすめします。
Edgeの初期設定が変更されました。
検索エンジンをBingにリセットする。
「すべてリセット」ボタンを押すと設定がリセットされ、Edgeのデフォルト検索エンジンがBingに戻ることになります。MicrosoftはEdgeやBingなど自社製品の使用を推進しているため、PC Managerの挙動はある意味想定の範囲内といえるかもしれません。設定を変更している方は、余計な手間がかかることになってしまうため注意が必要だと思います。
[via Neowin]