MicrosoftがChromeとの差別化のためにEdgeブラウザを再構築し、より優れたユーザーインターフェイスと生産性機能を搭載したモダンなバリエーションを提供するためのプロジェクトに取り組んでいることがわかりました(Neowin)。
「Phoenix」と名付けられたこのプロジェクトは2022年夏から進められていて、分割ビューや角丸、Micaなどいくつかの機能はプレビュー版ですでに利用可能となっています。
'Phoenix' was an 'imaginary' version of Edge, appeared as an internal concept video from MS User Research team, with new UI/features, it's a project to collect feedbacks internally for Edge development directions/priorities, 'Split-Screen' was the most liked feature of Phoenix pic.twitter.com/DRrLwN8x01
— WalkingCat (@_h0x0d_) January 26, 2023
Windowsに詳しいWalkingCat氏は、次のように説明しています。
'Phoenix' was an 'imaginary' version of Edge, appeared as an internal concept video from MS User Research team, with new UI/features, it's a project to collect feedbacks internally for Edge development directions/priorities, 'Split-Screen' was the most liked feature of Phoenix
「Phoenix」は、MSユーザーリサーチチームの内部コンセプトビデオとして登場した、新しいUI/機能を持つEdgeの「想像上の」バージョンです。 Edgeの開発の方向性や優先順位について社内でフィードバックを集めるためのプロジェクトで、「スプリットスクリーン」はPhoenixで最も気に入られた機能でした。
Windows Centralによると、Microsoftはこれらの機能に加えて、ブラウザの使用状況を把握するための「タブアクティビティセンター」機能を開発中とのことです。iOSに搭載されているスクリーンタイム機能と似たような機能になるとみこまれています。
また、Edgeをシステム全体のパスワードマネージャにすることができる機能や、Windowsの初期セットアップ時にEdgeを起動できるようにする機能も検討しているとのこと。
デスクトップ市場でMicrosoft Edgeのシェアは伸び悩んでおり、Chromeから乗り換える理由となりえるEdge独自の優れた機能を提供することが求められているのかもしれません。