Microsoftは2023年に多くのWindowsの機能を非推奨化しました。多くの非推奨化機能は、非推奨化された後も使用し続けることができるとされていますが、リッチテキストエディタ「WordPad」の扱いだけは違うようです。
Microsoftは、最新のWindows 11 Canaryビルド(Build 26020)で、WordPadをデフォルトでバンドルせず、さらにアプリを「再インストールできなくなる」と説明しています。
Microsoftはリリースノートで次のように説明しています。
Starting with this build, the WordPad and People apps will no longer be installed after doing a clean install of the OS. In a future flight, WordPad will be removed on upgrade. WordPad will not be reinstallable. WordPad is a deprecated Windows feature. For more information on the future of the People app, click here.
このビルドから、OSをクリーンインストールしてもWordPadとPeopleアプリがインストールされなくなりました。将来のフライトでは、WordPadはアップグレード時に削除される予定です。WordPadは再インストールできません。WordPadは非推奨のWindows機能です。Peopleアプリの今後については、こちらをご覧ください。
同様の変更はステップ記録ツール(psr.exe)でも行われ、OSからはまだ削除されていないものの、アプリの開発が行われていないことを示すバナーが表示されるようになった模様。
幸いWindows用のテキストエディタは無料・有料にかかわらず多数存在し、Microsoft有償製品である「Word」や、無料のOffice Onlineを使用することもできます。
ステップ記録ツールに関しては、MicrosoftはSnipping Tool、Xbox Game Bar、Microsoft Clipchampの使用を勧めていますが、完全に機能を置き換えることができず、サードパーティ製アプリを探した方が良いかもしれません。
[via Neowin]