Microsoftが先日公開した、Windows 11およびWindows 10の月例更新プログラムで、Microsoft Edgeの強制使用を無効化する回避策が完全に使えなくなっていることがわかりました(How To Geek)。
Windows 11やWindows 10では通女王「microsoft-edge://」リンクが、常にMicrosoft Edgeで開かれますが、MozillaやBraveなどのサードパーティ製ブラウザや、EdgeDeflectorといったツールを利用し、この制限を回避することができました。
しかし、Microsoftはこれらの回避策を「不適切」と指摘し、Windowsの最新アップデートKB5008212やKB5008212でついに実行することができなくなったのです。
幸い、最新アップデートを適用した状態でも動作するMSEdgeRedirectという新しいツールも開発されています。MSEdgeRedirectはEdgeDeflectorと異なり、バックグラウンドで動作する必要がありますが、Microsoft Edgeプロセスのコマンドライン引数をフィルタリングすることで、デフォルトブラウザを呼び出すことを可能にするとのこと。
This tool filters and passes the command line arguments of Microsoft Edge processes into your default browser instead of hooking into the microsoft-edge: handler, this should provide resiliency against future changes. Additionally, an Image File Execution Options mode is available to operate similarly to the Old EdgeDeflector.
最近のMicrosoftのEdgeに関する半競争的な姿勢はサードパーティ製ブラウザ開発者などからの批判をよんでおり、今回の変更も新たな火種となりそうです。