Windows 10 Anniversary Updateで発生中の原因不明のフリーズ問題を修正するとされる、「Microsoft Software Repair Tool」と呼ばれるツールが、Microsoftのコミュニティフォーラムで非公式に公開されていることがわかりました(Softpedia)。
Windows Insider Program参加者のMarkMazzetti氏が、Microsoftのサポートに連絡を行い個人的に受け取ったツールらしく、ダウンロードリンクは以下となります。
Microsoft Software Repair Tool: http://aka.ms/windowsselfhealing
一見フリーズ問題を解決するための公式ツールのように思えますが、ZDNetのEd Bott氏は、このツールにさまざまな問題があることを指摘しています。
問題点の一つはツールの開発元です。署名からMicrosoftの中でもすでに大部分廃止されたMicrosoftの子会社"Microsoft Mobile Oy"によって開発されたものとされ、リンク先がhttps://repairavoidance.blob.core.windows.net/という、以前Nokia関連のツールを配布していたサーバーになっていることもこの事実を裏付けています。すなわちサポート担当者が単独で作成したもので、Microsoftによる公式ツールではない可能性が高いのです。
また機能的面でもWindowsのさまざまな設定をリセットするだけのもので、フリーズ問題に効果があるかどうかは不明とも指摘されています。
実際発端となったMarkMazzetti氏はフリーズ問題は修正されたものの、今度はディスプレイがフラッシュするという別の問題に悩まされるようになったとのこと。
HOWEVER... There is a new issue that I believe is a result of this Selfhealing patch. There is now random FLASHING of the screen - the same kind of flash you see when you reload the entire OS either via Recover from the cloud or using a USB stick recovery image. The flash I describe shows the rectangle box that you see in an instant when you reload the OS. MS is aware of this. This had never happened before (random flashing like it is reloading the OS) until I applied the Selfhealing patch.
フリーズ問題に悩んでいる場合でも、上記ツールは使用しないほうが無難かもしれません。