Microsoftは2月、巨大なGitリポジトリを仮想化し快適に関しするための専用ファイルシステムGVFSを発表。GVFSはGitリポジトリ内のファイルを仮想化しcloneやcheckout、statusなどGitの各操作の高速化するもので、開発の主目的としてWindowsのソースコード管理の効率化が上げられていました。
GVFSのその後が注目されていた中、Microsoftは新たなブログ記事「The largest Git repo on the planet」を投稿し、Windows開発チームへのGit/GVFSの公開が大部分完了したことを明かにしています(MSPoweruser)。
Microsoftによると、Windowsチームには4,000人の開発エンジニアが所属し、440のブランチに渡り、日々1,760のデイリー"ラボビルド"が作成されているとのこと。Windowsのコードベースはファイル数で350万、ファイルサイズで300GBという巨大なもので、この規模のリポジトリでGVFS上手く運用できるならば、他の巨大プロジェクトでも同様に運用可能であることが期待できます。
MicrosoftはGVFSのオープンソースコードを更新し、今後は外部のコントリビューターからのコントリビュートを受け入れるとしています。またSourceTreeやTower、Visual Studio、Git for Windowsといった各種ツールでもGVFS対応ための作業が始まる計画です。