Microsoft VPSはWindows 11のゲームパフォーマンスを低下させる

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Microsoftの次世代OS「Windows 11」は、TPM 2.0やセキュアブートが必須になるなどハードウェアによるセキュリティ強化機能が特徴となっています。

AMDのRyzen 1000シリーズや、第6/7世代のIntel製CPUを搭載したPCの中には、TPM 2.0とセキュアブートを有効にすることができるにもかかわらず、サポート対象に含まれていないものもありますが、これら古いCPUはMBEC(Mode Based Execution Control)を搭載しておらず、MicrosoftのVBS(Virtualization-based Security、仮想化ベースのセキュリティ)を実行した際にパフォーマンスに大きな影響を与えるためと考えられています。

実際、人気の高い3DMarkを開発したULベンチマーク社は、VBSによって、特にゲームタスクに関するパフォーマンスに影響が出る可能性があると指摘しています(Neowin)。

In our testing with pre-release builds of Windows 11, a feature called Virtualization-based Security (VBS) causes performance to drop. VBS is enabled by default after a clean install of Windows 11, but not when upgrading from Windows 10. This means the same system can get different benchmark scores depending on how Windows 11 was installed and whether VBS is enabled or not.

Windows 11のプレリリースビルドを使ったテストでは、「仮想化ベースのセキュリティ(VBS)」と呼ばれる機能によってパフォーマンスが低下するという結果が出ています。VBSは、Windows 11をクリーンインストールするとデフォルトで有効になりますが、Windows 10からのアップグレードでは有効になりません。つまり、同じシステムでも、Windows 11のインストール方法やVBSが有効かどうかによって、ベンチマークのスコアが異なる可能性があります。

同社は、後日、ベンチマークソフトウェアをアップデートし、システム上のVBSを検出することで、同等の基準で比較できるようにすると説明しています。

またULの主張を検証するため、ComputerBasePC Gamerがベンチマークを実施し、どちらのテストでもMicrosoftが正式にサポートし、MBECを利用することができるハードウェア上で、VBSの影響がある程度確認できたことが判明しています。

特にPC Gamerが使用したのはBuild 22000.194とRTM版に近いビルドです。ゲームに関しては、Windows 11に搭載されているVBSが、少なくともゲームに関して最適化がおこなわれていないことを示す情報かもしれません。

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