Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Microsoft、Windows 10 Insider Preview build 15019」のPC版を公開しました(Blogging Windows、MSPoweruser)。
Windows Insider Programに参加し、更新設定を”Fast”に設定しているユーザーは、既存のWindows 10環境からWindows Updateを利用して最新ビルドに更新することができます(PC版の場合「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」より更新できます)。
Microsoftは現在、4月頃の公開が予想される、Windows 10の次期大型アップデート「Windows 10 Creators Update」に向けてベータビルドを精力的に更新中で、今回のビルドでもゲーム関連機能を中心に多数の新機能が導入されています。
主な新機能は以下の通りです:
Xboxゲーム機能: 新機能が多数追加された。組み込みのBeamストリーミングや、ゲーム専用設定画面、ゲームパフォーマンスを向上するゲームモードが追加された。
Windowsゲームバーのフルスクリーンサポート: Windowsゲームバーのサポートが拡張されて、さらに17個のゲームでフルスクリーン表示が可能となった。Win+Gでゲームバーを表示し動画や画像のキャプチャが可能になった。
Microsoft Edgeが音読をサポート: Edgeで電子書籍を表示している状態で、"read aroud"ボタンを押すことで音読する機能が追加された。ストア以外で購入したEPUBファイルもサポートしている(日本語にも対応)
Edgeとemoji: フルカラーの絵文字がサポートされた。
OOBEの改善: 初回起動時に行われるOut-Of-Box-Experience(OOBE)の改良が進行中。
Blue lightがnight lightに: より正確に表現するために"night light"と改名された。プレビュー機能が追加された。色温度の範囲の変更や不具合も修正。
Hyper-VのVirtual Machine Connectionのリサイズ: コーナーをドラッグしてVMConnectがリサイズできるようになった。リサイズ時に解像度が自動的に変更される。
ストアアプリとゲームのダウンロード状況をAction Centerに表示: ダウンロードの進行状況がアクションセンターに表示されるようになった。巨大なゲームをダウンロードする際に状態をいつでも確認できる。
トラブルシューターの発見機能が改善: トラブルシューターが改善され、より多くの問題を発見し修正できるようになった。
hight-DPIサポートの改良: build 15002でGDIベースアプリのアプリケーションのDPIスケールの上書き機能が導入された。build 16019ではWindows ADKを利用して有効、無効が切り替えられるようになった。
その他多数の修正、変更が行われています。
公式ブログには、修正の詳細な内容のほか、既知の不具合もリストアップされています。インストールする前に確認しておくことをおすすめします。