Microsoftが2019年7月の月例更新として公開したWindows 7用のセキュリティオンリーアップデートKB4507456をインストールすると、セキュリティ更新以外に、互換性評価プログラムKB2952664が置き換えられる事がわかりました(gHacks)。
KB2952664はWindows 10へアップグレードできるかどうかの互換性を評価するための更新プログラムで、かつて悪名の高いアップグレード通知ダイアログなどの機能を提供したことで知られています。このため今回の更新は、来年の1月に迫ったWindows 7のサポート終了にそなえ、Microsoftがなんらかのプッシュ通知を行う準備をはじめたのではないかとの懸念が高まっています。
Microsoftが互換性評価プログラムをセキュリティオンリーアップデートで更新したのは初めてではなく、過去には2018年9月の月例更新でも行われました。今回もそれの繰り返しのように思えますが、ユーザーに対する事前の警告がなかった点が異なっているようです。
またインストール後「Microsoft > Windows > Application Experience」にあらたなスケジュールタスクが追加されることも判明しています。
互換性評価ツール自体のセキュリティアップデートを行ったのではないかとの指摘もありますが、実際にどのような変更が行われたのか詳細は不明な状態です。