MicrosoftはIntelらと共同で、Windows 11用のAndroidエミュレーター「Windows Subsystem for Android(WSA)」の開発を進めています。
WSAによって、Amazon App Storeで提供されている多彩なAndroidアプリがWindows 11で動作することが期待されますが、エミュレーターによる実行ということで、パフォーマンスが低下するのではないかとの不安も残されていました。
しかし、今回Geekbenchに登録されたベンチマークのスコアによると、WSAがかなり良好なパフォーマンスを発揮していることが明らかとなりました(MSPoweruser)。
WSAは、8コアのQualcommプロセッサと4または6GBのRAMを搭載したクアルコム製プロセッサをエミュレートしているようで、スコアはSamsung Galaxy S20に近いものとなっているようです。
WSAの要件は最低8GBのRAMなどと設定されており、この高い要求が良好なパフォーマンスに結びついている可能性はあります。
Windows Subsystem for AndroidはWindows 11のリリース日である10月5日には間に合わず、後日アップデートで提供される予定です。アプリのプレースホルダもMicrosoft Storeで発見されています。