Windows用の多機能動画再生ソフト「MPC-HC」の最新版v1.7.13が16日、リリースされました(公式ニュース)。
MPC-HCはWindows XP SP3以降のWindows OSでの動作をサポートしたオープンソースソフトウェアで、現在公式サイトより32bit/64bit版のインストーラー・zipファイルをダウンロードすることができます。
v1.7.13ではmhookからより活発に保守されているMinHookへの変更、SSE2命令をサポートしたCPUを必須とする変更、字幕URLをコピーするコンテキストメニューの追加、翻訳の更新などが行われたほか、LAV FiltersやLittle CMSなど内部ライブラリのアップデートが行われています。詳細はChangelogで確認可能です。
ただし今回、ユーザーにとってもっと気になるのは公式ニュースに掲載されている以下のお知らせかもしれません。
v1.7.13, the latest, and probably the last release of our project…
v1.7.13は最新の、そしてたぶんプロジェクトの最後のリリースとなるだろう…
MPC-HC開発終了の理由としては、アクティブな開発者の数がここ数年の間に減少してきており、最終的にゼロになることが避けられないことが上げられています。C/C++経験がありプロジェクトに開発者はぜひIRCやe-mailで連絡してほしいとのことですが、有力な開発者が現れない場合、このまま開発終了ということになりそうです。
Hacker Newsではこのお知らせを受け、MPVやMPC-BEなどの代替ソフトウェアの提案が行われています。MPC-HCユーザーは、プロジェクトの継続を願いつつも、代替ソフトの選考を始めたほうがよいかもしれません。
タイトル | MPC-HC | |
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公式サイト | https://mpc-hc.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/6922-mpc-hc | |
説明 | 軽量かつオープンソースの多機能動画プレイヤー。 |