Netflixが、イエメン、ヨルダン、リビア、イラン、ケニア、クロアチア、スロベニア、ブルガリアなど、ヨーロッパ、中東、アフリカの30以上の国で月額料金の値下げを実施した事がわかりました(WSJ)。
Netflixにとってこれらの国は主要な市場ではないものの、月額料金を値上げする一方だったるNetflixの異なるアプローチとして注目を集めています。Netflixの後方担当者は「会員の皆様がエンターテインメントに関して、かつてないほど多くの選択肢を持っていることを理解しています」と一部の国で価格の変更を実施していることを認めています。
なお、Netflixが価格を下げた事はこれが初めてではなく、厳しい競争に直面したときや、ユーザー数を迅速に増やしたいときにサービスの価格を引き下げた事があります。例えばインドでは当初裕福なユーザー向けに高額なプランを提供していましたが、2021年に料金が引き下げられました。
現在動画配信サービスは競争過当気味で、Netflix以外にもDisney+やHBO Maxなの有力配信サービスが登場しています。Netflixも、安価な広告付きプランを開始し、アカウント共有への対策を行うなど、収益を増加させるためのさまざまな施策を実施しています。
