今月4月26日待望のシーズン6の公開が待たれているHBOの大人気ファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。原作小説「氷と炎の歌」をネットワーク科学を利用して分析し作成された人物相関図が公開されています。
相関図を作成したのはマカレスター大学の数学の准教授Andrew J. Beveridge氏と学部生のJie Shan氏。氷と炎の歌の第3部「剣嵐の大地」を解析した結果を論文Network of Thrones(PDF)としてまとめ公開しています。
相関図は15単語以内に登場するキャラクターの名前の関連づけ作業からはじまり、ページランクのようなランク付けの手法をいくつか使って形成されたもの。もっとも重要な人物はティリオン・ラニスターでジョン・スノウが続き、デナーリスは重要人物ながら他の主役級の登場人物から孤立していることがわかります。
Hacker Newsには、物語を背後から操るリトルフィンガーことピーター・ベイリッシュの扱いが小さすぎる(Sansaの左上に名前が確認できます)とか、ゲーム・オブ・スローンズには主役という概念が存在しないから無意味だといったコメントが寄せられていますが、ぱっと見で人物相関がわかる興味深いグラフではないでしょうか。原作・ドラマを見たことがある方は一見の価値ありだと思います。