「NiDIUM」と呼ばれる新コンセプトのブラウザエンジンが紹介されていました(Hacker News)。まだソースコードやバイナリなどダウンロード可能なものは何もなく、現段階で確認できるのはトレイラー動画ぐらいだけなんですけどおもしろそうなのでご紹介。
Webアプリ向けエンジン
NiDIUMは、ネイティブデスクトップアプリのようなWebアプリを作るために設計されたWebブラウザエンジンらしく、以下のような特徴があげられています。
- スクラッチから設計された合成・レイアウトエンジン。
- Immediateモードと、Retainedモードを合成。
- Mozillaから先端のJS engine(asm.jsのような)を採用。
- ネイティブフレームワークと、ユーザーインターフェイスコンポーネント。
- ソケットクライアントとサーバー。TCPとUDP。
- Canvas 2D Context API。
- GLSL Fragment Shader Post Processing。
- Low LatencyなAudio ProcessingとDSP。
- OpenGLバックエンド
- 省メモリ
- などなど!!
Chrome / Firefoxのような既存ブラウザと競合するものでなく、次世代Webアプリケーションのためのブラウザエンジンとして設計されているということで、開発者向けの機能が豊富に用意されている印象です。
動画をみてもいまいち具体的なところはわかりませんが、やたらかっこいいです。メールを登録しておけば新情報を届けてくれるようです。完成が待ち遠しい…かも。