任天堂アメリカの製品開発および出版担当シニアバイスプレジデントであるNate Bihldorff氏がNintendo Lifeとのインタビューで語った内容によると、Nintendo Switch 2に採用されたJoy-Con 2は「完全に一から設計された」もので、「操作感は非常に良い」ものの、ドリフト防止技術の「ホール効果センサー」は使用されていない事がわかりました(The Verge)。
ホール効果センサーは、電磁気現象を利用して物体の位置や動きを検出するもので、接触が不要なため、物理的な摩耗が起きず、耐久性が非常に高いため、スティックが操作していない方向に動作してしまう「ドリフト問題」が起こりにくいと言われています。初代のJoy-Conはドリフト問題に悩まされており、問題の完全な解決が「Joy-Con 2」では望まれていました。
とはいえ、Joy-Con 2は、初代コントローラーとは異なり、一から完全に再設計されたもので、特にアナログスティックの操作感が異なり、「大きくなりなり、耐久性が向上し、滑らかに動作する」とされています。
ホール効果センサーが使われていないことは確認されたものの、代わりに採用されている技術に関しては正式な情報はなく、Potentiometerベースの従来のアナログスティックの改良や、Tunneling Magnetoresistance(トンネル磁気抵抗技術)の採用などが予想されています。
なお、Switch 2のプロデューサーである河本光一氏も、Joy-Con 2を「ゼロからすべてを再設計した」と説明しています。