記事執筆時、新品の価格が30万円以上の高価なグラフィックカード「GeForce RTX 4090」のコアを抜き取られたジャンク品が中古ショップのハードオフで販売されているとの報告が行われています。
草加瀬崎にも悪魔のRTX4090が…。 pic.twitter.com/KXY2hRyfgT
— karoru@秋葉原行商人🇯🇵 (@karosora) November 16, 2024
販売されている4090のジャンク品は「通電しかせず画面は映りませんでした」との注意書きがされているものの、10万円程度の値段がつけられています。GPUコアが抜き取られた残骸だとすると10万円はかなり高い値段設定で、買取を行った店側も被害者だとのコメントが寄せられています。
なお中国では、「GeForce RTX 4090」のGPUやVRAMを抜き取られた詐欺事件が発生しているとの報告が今年の1月ごろに行われています。背景には、米国政府によるGPUの中国への輸出規制強化があり、中国各地では、RTX 4090搭載ボードを解体してAI向けに改造する専門の工場が存在するとのこと。その余り物が中古市場で販売されているそうです。
店舗でGPUコアの抜き取りのチェックまで行うのは難しい場合があるそうで、情報が広まるまで、当面高価なジャンク品の購入には気をつけるしかなさそうです。