「noti」はターミナルで実行したコマンドの終了をさまざまな方法で通知することができるコマンドラインアプリです。go言語で作られていて、Mac / FreeBSD / Linux用の実行ファイルをGitHubのリリースページからダウンロードすることができます。
notiを使えば、実行終了まで長らくかかるコマンドの終了を端末の前でじっと座ってまっている必要はありません。通常のデスクトップ通知のほか、音声やスマホへの通知によってもコマンドの終了を知ることができるのです。
目次
インストール
ソースコードからインストールする場合以下のように実行します。
# goの機能を使う go get -u github.com/variadico/noti # Homebrewを使う brew install noti
もしくはバイナリを直接ダウンロードして、/usr/local/binなどにコピーしてもOKです。
実行
「noti コマンド」のように、通常のコマンドの前に"noti"を追加して実行します。
noti find /
コマンド終了後、デスクトップに通知が表示されます。
noti -s ls
オプションとして"-s"を指定すると音声でコマンド終了を通知してくれます。
Pushbulletに対応
スマホ用の通知アプリとして有名な「Pushbullet」にも対応しています。
Pushbulletのアカウント設定で「Create Access Token」を実行してアクセストークンを取得し、環境変数「NOTI_PUSHBULLET_TOK」に設定しておきます
noti -p find ~/Downloads
"-p"オプション付きで実行すると、Pushbulletの通知設定を行っているデバイス全てに通知が配信されます。
上の画面はMacですが、iPhoneやiPadでも通知を受け取ることができるのです。
notiは他にもSlackに対応しています。ターミナルを使って作業をすることが多い方ならばインストールしておいて損はないアプリではないでしょうか。