The Omni Groupは14日(現地時間)、多機能アウトラインプロセッサの最新版「OmniOutliner 3 for iOS」を公開したことを発表しました。
OmniOutliner 3 for iOSは、先行して公開されたOmniOutliner 5 for Macをキャッチアップする更新と位置づけられ、iPhone XやiOS 11、印刷のサポートなど多数の新機能が追加されています。
アプリは基本無料システムが採用されていて、App Storeより無料でダウンロードできます。
無料でダウンロードできるトライアル版では、14日間の試用期間中、アプリ内課金1,200円でアンロックできるEssentials版、および4,800円でアンロックできるPro版のすべての機能を試すことができます。
Essentials版はダークモードやドラッグ&ドロップ、キーワードフィルタなど、アウトラインプロセッサに必要な基本機能を使用することができます。
- ダークモード:OmniOutliner の UI が書類の背景色に合わせて変化します。
- ドラッグアンドドロップ:テキストを書類にドラッグできます。また、行を書類間で、または他のアプリにドラッグすることも可能です。
- キーワードフィルタ:ツールバーにある新しいフィルタアイコンを使うと、キーワードでアウトラインをフィルタリングできます。
- 簡素化されたインスペクタ:新たに設計された Essentials のインスペクタから、シンプルな書類/テキストスタイルオプションにアクセスできます。
- 改善されたアウトラインビュー:行ハンドルやステータスチェックボックスが行のインデントレベルに従うようになりました。
- 最近使った書類:ローカル保存した書類も、OmniPresence や iCloud などの別のサービスを通じて同期した書類も、最近編集したすべての書類が一箇所に表示されます。
- テンプレート:テンプレートを選択するか、OmniOutliner の新しいテンプレートピッカーを使用して既存の書類にテーマを適用します。
- プリント:共有メニューの新しいプリントオプションを使って書類をプリントできるようになりました。
- PDF:新しい PDF フォーマットオプションを使って、作成した書類の PDF 版を送信できます。
- 1Password:OmniPresence のアカウント設定で 1Password 統合機能を利用できます。
- 新しいファイルフォーマット:OmniOutliner 3 for iOS は、OmniOutliner 5 for Mac により導入された新しい .ooutline フォーマットを採用しています。これはサードパーティのクラウド同期プラットフォームとの互換性がより高いフラット(zip 圧縮)ファイルです。
- OPML モード:OPML ファイルを編集するとき、このファイルフォーマットでサポートされていない機能は非表示になるか、無効になります。
- Pro 書類との互換性:Pro 機能を含む書類は Essentials で完全に表示することができます。また、Essentials には、Pro のコンテンツをすべて削除した状態の書類をインポートするためのオプションもあります。
Pro版はプロフェッショナル向けの機能が多数追加されていて、Essentials版の機能に加え、ドキュメントの暗号化、JavaScriptベースのスクリプト環境「Omni Automation」、スライドインインスペクタ、作業に集中できるフォーカス&フィルタ機能などが利用可能となっています。
- Omni 自動化:JavaScript を使ったクロスプラットフォームのスクリプト作成機能。
- フォーカス:セクションリストが追加されたことで、概要を把握し、特定の領域にフォーカスできるようになりました。
- ステータスバー:フォーカスまたはフィルタリングしたとき、コンテンツが非表示になっていることを知らせるステータスバーが表示されます。また、このステータスバーからアウトライン全体に簡単にアクセスできます
- ドラッグアンドドロップ:テキストのほか、イメージや他のファイルも書類にドラッグできます。
- フィルタ:キーワードフィルタを作成して保存できます。OmniOutliner 5 Pro for Mac と同期している場合は、Mac 版 OmniOutliner で作成された高度なフィルタを適用することもできます。
- 最適化されたインスペクタ:コンテンツインスペクタとテキストスタイルインスペクタが、小型の iOS デバイスの場合は統合化ビューに、大型の iOS デバイスの場合は統合化サイドバーとして開くようになりました。これにより、インスペクタの内容にアクセスしやすくなりました。スペースがある場合は、インスペクタサイドバーが画面上にずっと表示されているため、書類に複数の変更を簡単に加えることができます。
- アウトライン列:複数の列を含む書類内のどこにでもアウトライン列を配置できるようになりました。
- Excel & Powerpoint への書き出し
- パスワードの暗号化:AES-256 暗号化を使って書類を保護するためのパスワードを追加できます。
- 新しいファイルフォーマット:.ooutline ファイルはデフォルトで zip 圧縮されますが、シナリオなどの場合は、バージョン管理などの目的でパッケージファイルを利用することも可能です。
- OPML モード:書類インスペクタで OPML ファイルのメタデータを編集したり、テキストエンコーディングを設定したりできます。
旧バージョンのユーザーに対しては、アップグレード価格も提供されています。詳細は公式ドキュメントを参照ください。