Microsoftは、Webベースの新しいOutlookクライアントを1年以上前から開発中です。クライアントソフトは昨年リークし、その時点では社外の人間からはアクセスできない状態でしたが、今回、職場や教育機関向けのMicrosoftアカウントでも動作するようになったことがわかりました(Windows Central)。
新しいクライアントソフトは、Outlook.comにアクセスして利用できるWeb版Outlookとほとんど同じ機能を提供します。ただし上部のリボンを従来のOutlook風スタイルに設定する機能など、クライアント独自の機能がいくつか存在します。残念ながらクライアントはまだ個人用Microsoftアカウントには対応していませんが、Microsoftが正式に発表すれば、すぐに利用可能になると見込まれます。
クライアントはWeb版よりもOSネイティブな外観を持ち、メッセージを作成したり、カレンダーにイベントを作成したりすると、既存のOutlookデスクトップクライアントと同様に、新しいウィンドウがポップアップします。
現在クライアントアプリは「プレビュー」または「ベータ」とされており、正式版には到達していませんが、比較的安定していて、今月末に開催される「Build 2022」で発表される可能性もあると考えられています。
Microsoftは、Windows版のほか、macOSやLinux版を提供する予定もあるとのこと。Webベースのアプリならばマルチプラットフォーム対応は比較的容易に達成できそうです。