Microsoftは今週、しばらくの間新機能が追加されていなかったデスクトップアプリの「OneNote 2016」に、ダークモードをはじめとしたいくつかの新機能を追加する計画を明らかにしました。
追加予定の新機能の詳細はその時点では不明だったのですが、7日(現地時間)に開催されたIgniteセッションで、OneNoteのプロダクトマネージャー、Ben Hodes氏が、OneNoteの将来に関するより詳細な計画を明らかにしています(The Verge)。
この情報によると、Microsoftは最新のコードベースをレガシーなOne Note 2016コードベースにマージし、単一のコードベースを作成するために取り組んでいるそうで、今後以下のような新機能が追加されるとのこと。
- ノートブックを高速に同期できるモダンな同期サービス
- Microsoft Teams内のOneNoteの@mention
- メモの情報を見つけるためのMicrosoft Search統合
- ミーティングノート機能
- タスクとTODO統合
- アクセシビリティの改良
- 次世代キャンバス
また統合されたOneNoteのコードベースでは、Microsoftが開発中の新しいフレームワークである「Fluid Framework」への移行も計画されているそうです。
なお気になるUWP版のOneNoteアプリの今後に関しては明確な発表はなかったそうですが、デスクトップ版のアプリとは別に、Widnows 10アプリが今後も存在することが確認された模様。Skypeの2種類のアプリが維持されているように、共存状態が続くのかもしれません。
Microsoftは最近UWPからデスクトップへの回帰しているともいわれており、Chromiumをベースとした新しいEdgeや、デスクトップ版OneNoteの復活はそれを証明する実例といえるかもしれません。