FTPクライアントTransmitや、開発者向けのコードエディタCodaなど、macOS/iOS向けに多数の人気アプリを開発するPanic Incが、アプリのソースコードをマルウェアの攻撃に盗まれたと発表しました(公式ブログ、MacRumors)。
原因となったのは先日話題となった、動画変換ソフトHandBrakeに感染していたマルウェアです。運悪くHandBrakeの公式サーバーがハッキングされていた3日間のうちにマルウェアに感染したHandBrakeをダウンロードしてしまい、マルウェアの被害をうけたとのこと。
結果的に同社の開発するアプリのかなりの量のソースコードを盗まれたそうですが、ログを注意深く分析した結果、顧客情報やPanic Sync Serverに保存されていたユーザーのデータ、Webサイトには被害がないと説明しています。
今後ハッカーによって盗まれたソースコードによって、クラック版のアプリがビルドされ配布される可能性があるため、同社のアプリを利用する場合、必ず公式サイトやMac App Storeからアプリをダウンロードするよう注意を呼びかけています。