Parallelsは19日、Mac用のデスクトップ向け仮想化ソフト「Parallels Desktop 11 for Mac」の販売を開始しました(PC Watch、ITmedia)。通常版の新規購入価格は8,500円、アップグレード価格は5,300円となっています。今年は通常版に加え1年毎にサブスクリプション契約が必要となる、開発者向けのPro Editionと、Business Edition(それぞれ10,000/年)のプランが追加されています。
Pro EditionやBusiness Editionでは、Microsoft Visual Studioプラグインや、Docker、Jenkins、Chefなどの開発ツールのサポート、高度なネットワークツールの利用が可能となっており、またVMごとの仮想RAMの上限も64GB vRAM/16 vCPUまで緩和されています(通常版は8GB vRAM/4 vCPU)。
Parallels Desktop 11 for Macの新機能
新機能によると、Parallels Desktop 11は、最新のWindows 10およびOS X El Capitanに完全対応。Windows 8.1およびWindows 10の起動時間およびシャットダウン時間が最大50%高速化したほか、バッテリー持続時間も最大15%長くなり、仮想マシンを中断するまでの時間が最大20%速く、またWindowsタスクの多くが最大20%速くなっています。
電源から切断された状態でバッテリー持続時間を増やすため、リソースを多用するサービスを一時的に停止する「トラベルモード」の追加や、Coherence モードへのすばやい切り替え、Cortanaのサポートなど、さまざまな新機能が追加されています。
アップグレードしてみた
早速通常版でアップグレードしてみました。仮想マシンがWindows 7のせいか、パフォーマンスの違いはあまり感じられませんが(?)、ウィンドウの水色ボタンでCoherenceモードに切り替えられるようになっていることに気が付きました。
Windows 10や、OS X El Capitanをゲストで使おうと思っている方は、新バージョンのほうが良さそうですね。