Parallelsは11月10日、「Parallels Desktop for Mac with Apple M1 chip」と題したブログ記事を公開し、同社がApple Silicon「M1」と互換性のある仮想化ソフトウェアの新バージョンの開発に積極的に取り組んでいることを明らかにしました(AppleInsider)。
Parallelsは「Apple M1チップを搭載したMacのパフォーマンスや電力効率、仮想化機能に興奮している」と述べ、新型Macの可能性に大きな期待を寄せています。
現行のParallels DesktopはM1チップを搭載したMacと互換性がありませんが、Apple Silicon搭載機と互換性のある新バージョンも開発中で、WWDC 2020で披露されて以来、驚異的な進歩を遂げたとのことです。同社はParallels Desktopをユニバーサルバイナリに切り替え、仮想化コードを最適化したと説明しています。
Apple Silicon対応のParallels DesktopでWindowsが実行できるかどうか直接的な説明はありませんが、 「ARM版Windowsにx64アプリケーションのサポートを追加するというMicrosoftからのニュースにも驚いている」とWindowsに関する情報にも言及しています。
現在ARM版Windowsはデバイスに組み込まれた形で出荷されるOEM版しか提供されていません。Microsoftが方針を転換すれば、Apple Siliconに対応したParallels Desktopの新バージョンで、ARM版Windowsが動作する道が開けるのかもしれません。