Microsoftは、Windows 11リリース後も継続的に新機能の追加を行っており、それらの機能アップデートは独自の命名法によって名前が付けられています。
今回、The Vergeは、Windows 11 Version 22H2や23H2といった一般ユーザーにとっては暗号のようにも思える名前を使わず、
Windows 11.1やWindows 11.2という分かりやすいシンプルな名前を使うべきだと提案しています。
MicrosoftもWindows 8では、アップデートにWindows 8.1というシンプルな名前を採用したことがありましたが、Windows 10が登場し、意味をなさないマーケティング/内部名称が使われるようになり、混乱が続いています。
例えば、「Windows 10 Anniversary Update」や「Windows 10 Creators Update」など、後から考えてどちらが新しいのかぱっと見はわからない以下のような名前が使われているのです。
- Windows 10 Anniversary Update
- Windows 10 Creators Update
- Windows 10 Fall Creators Update
- Windows 10 October 2020 Update
- Windows 10 May 2021 Update
- Windows 11 22H2
- Windows 11 2023 Update
最近は少し改善されていますが(AnniversaryやCreatorsなどの名前は使われなくなりました)、ビルド番号やKB番号が混在している状況は変わっていません。
対してAppleは、iOSやiPadOS、watchOSでポイントリリースを上手く使い(macOSだけは場所の名前が使われていますが)、OSの最新バージョンを分かりやすく管理しています。
Windowsの最新バージョンが簡単に識別できるようになれば、PCのトラブルシューティングを行う際に大いに役立つと考えられます。2024年にリリースされると噂されているWindows 12では、バージョンの命名法に関しても改良が行われることを期待したいと思います。