The PostgreSQL Global Development Groupは10月13日(現地時間)、オープンソースのデータベースソフト「PostgreSQL」の最新版「PostgreSQL 15」をリリースしました(公式ブログ)。
PostgreSQL 15では、ソートを含むパフォーマンスの改善が行われたほか、「MERGE」コマンドのサポートや、ZstdおよびLZ4圧縮のサポートなど多数の新機能の追加や既存機能の改良が行われています。
PostgreSQLはここ最近のリリースで、メモリ内およびディスク上のソートアルゴリズムを改良しており、ベンチマークで25%〜400%のスピードアップを実現しちます。row_number()、rank()、dense_rank()、count()でも性能の改良が行われ、SELECT DISTINCTを使用した問い合わせが並列に実行できるようになりました。また、PostgreSQLの外部データラッパーであるpostgres_fdwは非同期コミットをサポートしています。
その他、write-ahead log(WAL)ファイルのLZ4/Zstd圧縮のサポートや、正規表現を使用する新しい関数の追加、JSONを使用する新しいログ形式であるjsonlogのサポート、その他様々な拡張の追加も行われています。
PostgreSQL 15.0の新機能の詳細はリリースノートで確認可能です。
