Appleが開発した独自プロセッサ「Appleシリコン(M1/M2)」は、処理能力だけでなく、電力効率が優れていることでも話題を集めています
従来のMac用プロセッサと比較して消費電力が少ないため、発熱しづらかったり、ノート型Macではバッテリー持続時間が飛躍的に長くなったりという優れた特徴を持っているのです。
本日紹介する「PowerMetrix」は、このAppleシリコン搭載Macの消費電力をリアルタイムで確認できるオープンソースツールです。
SOCの総消費電力がメニューバーに表示されるだけでなく、メインウィンドウで、消費電力の履歴をグラフ化して詳しく確認することができます。またメモリ帯域幅も表示可能です。
以下使用方法を説明します。
PowerMetrixの使用方法
PowerMetrixの実行ファイルをGitHubからダウンロードします。Chromeで警告が表示された場合「継続」を選んで処理を続行する必要があります。
PowerMetrix.appを実行するとメニューバーに総消費電力とアイコンが表示されます。アイコンをクリックするとメインウィンドウが表示されます。
▲消費電力の履歴がグラフ化して表示され1秒ごとに更新されます。
SOC全体の消費電力だけでなく、CPU、GPU、RAM、ANE(Apple Neural Engine)の消費電力も確認できます。またメモリ帯域幅も表示され、全体の帯域幅のほか、CPU eコア、CPU pコア、GPU、メディアエンコーダ/デコーダの帯域幅が確認可能です。
なお、PowerMetrixは現在、AppleシリコンMac専用ですのでご注意ください(Intel Macには非対応)。
まとめ
PowerMetrixを使用すると、AppleシリコンMacの消費電力をわかりやすく確認することができます。電気代が高騰している昨今、家電の消費電力が気になる方はにとっても興味深いツールだと思います。