Microsoftが開発中の生産性向上ツール「PowerToys」に、PCを常に起動しておくことができる「Awake」と呼ばれるツールが追加される予定があることがわかりました(gHacks)。
PowerToysは2019年に最初のプレビュー版が公開された、Windows 10用のオープンソースのツールコレクションです。当初は「Shortcuts Guide」と「FancyZones」という2つのツールのみがサポートされていましたが、その後の継続的な開発作業によってファイルリネームツールや、キーボードマネージャー、アプリケーションランチャー、画像リサイズツール、カラーピッカーなど多数のツールが追加されています。
今回追加されるAwakeは、以前Espressoと呼ばれていたツールで、PCがスリープモードに入ることを防ぐことを目的としています。
GitHubのIssueでは、新ツールの内容が、「OSがスリープ状態になるのを防ぐもので、スリープ状態になるまでのタイマーを設定することができる」と説明されています。
This feature would prevent the OS from going to sleep with the options to set a timer for when it can go back to sleep
PowerToysの他のツールと同様に、Awakeは個別に有効・無効を切り替えることが可能で、有効にするとディスプレイをアクティブにするオプションや、PCを恒久的に、あるいは指定した期間だけ起動しておくオプションを利用することができるようになります。システムトレイにアイコンを表示し、トレイアイコンから直接機能をコントロールすることもできるようになります。今後コマンドラインからAwakeを起動するオプションが追加される可能性もありそうです。
同種のサードパーティ製ソフトウェアはすでに存在していますが、Microsoftが開発を主導する「PowerToys」に統合されることを歓迎するユーザーは多そうです。